【まなび】🧩おもちゃと療育④🧩

本日は、🧩おもちゃと療育③🧩の続きになります。

「ジャンガ」を用いた療育支援の意義と効果

③ コミュニケーション能力(実況、相談、アドバイス)
難易度の高い共同作業に近いゲーム性を持つため、言葉を介した深い関わりが生まれます。

•他者への相談とアドバイス: 「これ抜いても大丈夫そう?」「そこは危ないかも!」といった、状況に応じた自発的な発話やコミュニケーションが発生します。

•非言語的コミュニケーション(息を呑む瞬間の共有): タワーが揺れた瞬間に、お互いに顔を見合わせて「ひやひやしたね」と目線や表情を交わすことで、他者と「言葉を超えた緊張感や安堵感(共感)」を深く共有する心地よさを学びます。

•指示や提案の受容: 職員からの「ここをトントンって優しく叩いてごらん」といった言語的な指示やアドバイスに耳を傾け、それを自分の身体の動きに落とし込む「聴覚理解」と「行動への反映」を練習します。

④ 社会性(交代、協調、失敗の受容とリスタート)
ルール遵守から勝敗の受容まで、集団生活で必要な社会性を段階的に学習します。

•徹底的なターン制(順番待ち): ジェンガは自分の番以外の時間も「相手のプレイを静かに見守る」必要があります。自分の順番をイライラせずに待つ「衝動性のコントロール」が鍛えられます。

•失敗(崩壊)の受容とレジリエンス: ジェンガは「いつか必ず崩れる」ゲームです。「自分が崩してしまった(失敗した)」という事実を突きつけられた際、職員がそばで「あちゃー!でもスリルがあって面白かったね」「もう一回建て直そう!」と肯定的に受け止めることで、失敗を過度に恐れず、笑顔でリスタートする「立ち直る力(レジリエンス)」を育てます。

•他者への配慮: 「自分が優しく抜かないと、次の人が困る(崩れやすくなる)」という、他者の立場やその後の展開への配慮を学ぶきっかけになります。

3. なぜ「職員が一緒に行うこと」が必要なのか?
ジェンガは難易度が高く繊細なため、子どもたちだけで行うと以下のような問題が起こりやすい傾向にあります。

•手先が不器用な子がすぐに崩してしまい、嫌になって諦めてしまう

•崩れたショックでパニックになり、木製ブロックを投げてしまう(怪我の危険)

•「自分が一番高いところまでやりたい」と、順番のルールが崩壊する

職員が「安全基地」かつ「ファシリテーター」として一緒に遊ぶこ
とで、これらの課題を療育的な価値へと転換します。

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